沈黙サイレンス 長崎市中心部ゆかりの地巡り マップあり


遠藤周作著「沈黙」を読み終えた次の日、映画「沈黙ーサイレンスー」を見てきました。

いろいろ感想はありますが、いろんな事情から感想は僕自身の内に秘めていようと思います。

しかし、せっかくなので「沈黙ーサイレンスー」に関するブログ記事を書こうかなと思い、僕らしく?聖地巡礼ゆかりの地巡りをしてきたので、長崎市内中心部編としてザッとまとめてみました。

興味がある方は参考にしてゆかりの地巡りしてみてください。

スポンサーリンク

沈黙 ゆかりの地 長崎市内中心部編

西勝寺

ロドリゴとフィレイラが再会するシーンのモデルになった寺。フィレイラ(沢野忠庵)の誓書が書き添えられた「きりしたんころび証文」(県指定有形文化財)の書き損じが残されている。遠藤周作は証文を見にこの寺を度々訪れた。

沈黙ーサイレンスー聖地巡礼MAPより引用

ここ西勝寺に残されているのは、キリシタン信者の九介夫婦が厳しい弾圧に耐えかねて改宗を誓って書いた証文の書き損じです。(非公開)


西勝寺は長崎市上町にあり長崎駅から徒歩圏内の場所です。

周囲には二十六聖人記念館やサント・ドミンゴ教会跡資料館、長崎歴史博物館などキリスト教徒に関連のある場所も多くあります。

西勝寺
長崎市上町5-19
路面電車 桜町電停より徒歩5分

歴史文化博物館(立山奉行所)

長崎奉行所でついにロドリゴは踏絵に足をかける。原作の奉行所は本博多町(現・万才町)とされるが、現在はここで立山役所の遺構と復元された建物を見ることができる。敷地内には遠藤周作が通ったレストラン「銀嶺」も移転され営業している。

沈黙ーサイレンスー聖地巡礼MAPより引用

確か長崎歴史文化博物館にキリシタン取り締まりに使われた「踏絵」が展示されていたはず。と思い出して博物館に電話で確認したところ、常設展示ではなく東京の博物館から借りたものを2月5日まで展示しています。という回答でした。

興味がある方は2月5日までに長崎歴史文化博物館に行くと見ることができます。

長崎歴史文化博物館の敷地内にあるレストラン銀嶺。遠藤周作さんが通われていた頃は、長崎市鍛冶屋町にありましたが、現在は移転しています。

以前、弊ブログでも銀嶺でトルコライスを食べた記事を書いていますのでよかったご覧ください。

404 NOT FOUND | 今日もボクはいい加減

長崎奉行跡


原作の奉行所は本博多町(現・万才町)ということで、奉行所跡にも行ってきました。


現在はNTTコミュニケーションズ万才ビルという1階にセブンイレブンがテナントに入ったビルになっています。

文禄元年(1592年)〜寛永10年(1633年)の間この地に長崎奉行所がありました。

晧台寺

フェレイラ(沢野忠庵)の菩提寺。遠藤周作はこの寺とその周辺の静寂さを好み、原作で晩年フェレイラが住んだ場所として描いた。

沈黙ーサイレンスー聖地巡礼MAPより引用


お寺に入ってすぐ左手に晧台寺墓地地図という大きな看板があったので、もしかするとフェレイラ(沢野忠庵)さんのお墓があるんじゃないか!と思い探してみましたが見当たらず。

自宅に帰ってきて色々と調べて見ると、フェレイラ(沢野忠庵)さんのお墓は以前晧台寺の裏山にあったようですが、関係者の手によって東京へ移された。と書かれた記事を見つけました。(旅する長崎学

晧台寺があるのは長崎市の中心部です。観光名所の眼鏡橋から電車通りとは逆の方へ路地を入った突き当たりって少し右へ歩いたところにあります。

晧台寺
長崎市寺町1-1
路面電車賑橋電停から徒歩5分

さいごに

今回は長崎市内中心部にある「沈黙ーサイレンスー」ゆかりの地を巡ってまとめてみました。

近いうちに外海地区へも足を伸ばしてみようと思っているので、巡ってきたらこちらの記事に追記する予定にしています。

江戸時代の長崎に興味がある人はこちらの記事もおすすめ!

「復元!江戸時代の長崎」江戸時代の長崎がとてもわかりやすい地図。
会社で世間話をしていたら長崎の歴史の話になり、「長崎惣町復元図」という1枚の古地図が発売されていることを教えてもらいました。 調べてみると、布袋厚さんという方が編集し長崎文献社から出版されています。 その古地図「長崎惣町復元...
タイトルとURLをコピーしました