拾った財布を警察に届けたときの所要時間は5分でした。

いつものウォーキングコースを歩いていると、数メートル先に何か落ちているのが見える。

向こうから歩いてくる女性二人組はおしゃべりに夢中らしく、落ちているそれには気が付かずにスルー。

ここは長崎市内でも有名な観光名所である眼鏡橋。

対象物の目の前まで歩いてきて「あっ、財布だ!」と気がついた僕。

観光名所だけに人通りも多い場所なのに、よくもまぁ財布がポツリと落ちていたもんだなぁと。

僕も気づかなかったフリをして素通りしようと思ったんけど、このままスルーするのも後味が悪い気がしたので財布を拾いあげてみた。

紙幣を入れる隙間から中をチラッとのぞき込んで、100万円ぐらい入っていたらネコババしようと思ったんだけど残念。

チラ見した感じだとお札が数枚入っている様子。

にしてもこの財布、メチャクチャ重たい。

お札は数枚しか入っていないみたいだけど、多分カード類がたくさん入っているような感じの膨らみ具合。

落とし主も困っているだろうと思い、近くの長崎警察署に届けることに。

長崎警察署へ向かいながら、「ウォーキング開始してまだ数分しか経過してないのに、警察署で時間取られたら嫌だな」と思いながらウォーキング。

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権利を全て放棄すれば5分で終了

長崎警察署に入ってすぐの窓口で「財布が落ちていたので届けにきました」と指先でつまんだまま持ち歩いてきた財布を警察官に提示。(落ちていた財布をポケットに入れるのが嫌だったので、ずっとつまんで歩いてきた)

後ろの椅子に座ってお待ちください。と案内され座って待っているとすぐに担当者が来た。

テーブルの上にお金やらカードやらを並べながら、どこで何時頃拾いましたか?って聞かれたので、拾った場所と時間を伝える。

財布の中身を確認し終えた警察官からの説明。

3ヶ月経過しても落とし主が現れなかった場合は、個人情報が記載されているもの以外、現金や財布本体など、落とし主から拾った人に権利が移行する。

もし落としに主が見つかった場合には、落とし主から謝礼もらうことができる。

という説明があった。

どうされます?と聞かれたので、「免許証も入っているし、たくさんカード類も入っているようだから、きっと落とし主が現れるでしょうから」と権利の放棄を伝えました。

謝礼の方は?「それも必要ありません」と伝えました。

この2つの権利を放棄することで、すぐに解放されることが判明!

本来は、書類を作って最後に署名してもらうんですけど、権利を放棄されるということでしたら、警察官と拾った人でお互いに口頭で確認しました。ということで書類を作る待ち時間はなくなるらしい。

そして最後に、もし落とし主が現れてお礼の電話だけでもしたい。という場合はどうされます?と聞かれたので、それも不要と伝え。

もひとつ最後に、落とし主が現れた場合、警察官から届けた人(この場合、僕)に「落としに主が現れて、きちんと本人に返しました」という連絡をすることもできますがどうされます。と聞かれたので、それも不要!と伝えて警察署を後にしました。

詳しいことはわからないけど、財布の落とし主はどうやら関東圏にお住いの方だったみたい。免許証見た警察官が○○市の人!って言ってたから、旅行者か帰省してきた人だったんだろうと思う。

もし観光客の人だったら、長崎に観光行って財布落としちゃったんだけど、警察に届けてあった。長崎素敵な街やん!なんて思っていただけたらサイコーに嬉しく思う。

財布を拾って届けに向かっているときは、警察署で数十分は拘束されるなぁ、なんて思っていたんだけど、権利を全て放棄すればすぐに解放されることがわかったのは新たな発見だった。

ということで財布を落とした人にはブログのネタを提供していただき大変感謝しているところです。

財布を拾って警察署に届けてもそれほど手間がかからないということがわかったので、もし落ちてる財布を見つけてしまった人は、知らんぷりせずに届けてあげてみてはいかがでしょうか。

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