長崎市の北西に位置する標高475.2メートルの火山「岩屋山」に登ってみた。
岩屋山は古くから信仰の山として崇められ長崎市民から、とても親しまれている山と聞く。
ここ最近、少しずつ山に登ることに興味を持ち始めたので岩屋山に登ってみることにした。
しかし、お恥ずかしい話ではあるが、ボクは岩屋山に登るのが初めなのだ・・・
初心者でも大丈夫だろうか?
一人でも大丈夫だろうか?
という疑問にお答えするべく、初心者による岩屋山ハイキングの記録を公開したいと思う。
登山スタート
岩屋山の登山コースは複数あり、各コースとも分岐や合流が多い。
初心者のボクが単独で登るには1本道のルートが間違いないと思い、岩屋神社からまっすぐ登るルートを選択してみた。
岩屋神社は虹ヶ丘小学校の裏手にあり、路線バスの最寄りバス停は「虹ヶ丘」だ。岩屋山の面白いところは、いろんな登山ルートがあり公共機関で登山口までくると行きと帰りでぜんぜん違うルートを歩けるところだろう。
事前に地元の登山ブログで情報収集した範囲では、登山道がキレイに整備されていた道があったようだが、このルートとは別の道らしい。結構足元が悪い道程が続く。
分かれ道か?と迷いそうな場所には案内板があった。ありがたい。
登りはじめて15分ぐらい経過したころだろうか、身体の中から一気に汗が吹き出しはじめる。前回の八郎岳登山のときも同じように汗が出た。ウォーキングしているときとは違う種類の汗だ!毛穴が一気に開いて毒素が身体から出て行くイメージだ。これが病みつきになりそうな爽快感!
こまめに水分を補給しながら進んでいく。
途中、倒木があった。木の間をくぐり抜けることもできるし、少し回り込んで迂回することもできる。
ロープ場なんかもあったりする。体力の無いボクではロープナシでは岩を登れそうになかったのでロープを使わせてもらった。
少しばかりアクロバティックな場所もあり、前回の八郎岳より登山道はハードな印象だ。
ここを登ると山頂なんだろうな。とすぐにわかった。なぜなら、上から大きな話し声が聞こえてくる。年配の方は元気だ(笑)
岩屋山山頂
無事に山頂に到着することができた。
案内板に落書きが・・・
岩屋山の山頂にはチョットした広場もあり、ベンチもあるので登山後にゆっくり休憩することができる。
岩屋山はスニーカーでも登れないこともないが、ご覧のとおり靴の中には小石が何個も入り込んでいる。ハイカットやミドルカットの登山靴を履いた方が間違いないとは思うが、最悪はスニーカーでも登れないことはない。しかし、下山の時は特に注意して足場を選びたい。
ベンチに座って休憩していると、おばちゃんが「案内板の裏に温度計があるとばい」と仲間内で会話しているのを盗み聞きしてしまった。ということでおばちゃんがいなくなってから、温度計を見に行ってみた。
この日は風がなかったせいか、山頂に到着しても涼しいとは思わなかった。500メートル以下の山なので、地上とそれほど気温差もないのかな。
12時55分にお湯を注いで山頂をブラブラ散歩していたら13時になっていた。はじめての山カップラーメンは結構麺が伸びてしまった。
下山スタート
今回は登ったルートとは違う登山道で下山してみることにした。岩屋山は分岐や合流が多いので道間違いには注意したい。
ボクが登ってきた道は一体何だったんだ!というぐらいにキレイな登山道だ。
山頂から降りてくると、ちょっとした椅子があることろに分かれ道がある。岩屋山は分岐や合流が多いと聞いていたが、本当に分かれ道が多い。しかし、いろんな道を歩いてみたいな。と思わせてくれる山だ。次回は時間を取ってあちこち歩き回ってみたい。
ここの分岐を左へ行くと岩屋神社へとくだって行く。
ボクはまっすぐ鳥居をくぐって登り始めましたが、鳥居の手前を左へ登ると歩きやすい登山道が続きます。初心者の方やお子さんと一緒に登山をする予定の方は鳥居の手前から左へ登る登山道をおすすめします。
さいごに
ハイキングに少しずつハマリってる。山の中を歩くのが楽しいし、登山中にかく汗がとても気持ちいい。そしてなにより頂上に着いたときの達成感がなんとも言えない。
まだまだ初心者で近所の低い山ばかりだけど、自分のレベルに合わせて安全に他人様に迷惑を掛けないことを目標にハイキングを楽しんでいる。道迷いや危険な場所を無理に突き進んで滑落したらシャレにならないし、何より他人様に迷惑かけてしまう。
岩屋山なら道に迷わないよ!と無責任なことを言うつもりはないが、事前にキッチリ地図を確認して当日も地図を見ながら登山道を外れることなく歩けば道に迷うよなことはない。(と思う)
今回、はじめて岩屋山に登った訳だが、初心者のボクの足で登りに46分、くだりに37分の時間を要した。普段から運動をされている人なら、もっと早いペースで登れるとは思うが、運動不足の人がいきなり登るともう少し時間がかかるかもしれない。
このブログを見て岩屋山に登ってみようかな。と1人でも思ってくれる方がとても嬉しく思う。そしてはじめての方は時間と水と食料に余裕を持って登ってほしいと思う。