シーマン商会の軍艦島ツアーで端島へ行ってみた!

軍艦島クルーズ3回目!

いよいよ軍艦島が世界遺産に正式登録か!というタイミングで3回目の軍艦島クルーズに出かけてみることにしました。

軍艦島に行ってみよう!と思い立ち、すんなり行けないのが今の軍艦島の状況です。なぜ行けないのか!それは船の予約が取れないからです。今や軍艦島は世界から注目されている場所になり、国内外を問わず観光客が押し寄せている状況です。

以前から暇があるときには、軍艦島クルーズを取り扱っている船会社のウェブサイトに目を通し、空席がないかの状況を確認していたのですが、週末はまず無理!平日でも殆どの日が満席という状態です。

今回はタイミングよく空席があり電話で予約を入れて意気揚々と自宅から桟橋へ向かったのでした。この時は、あんな悲劇がおこるとも知らず(爆)

ボクは数年前からブログを書いているのですが、今回の記事が過去最強にカラダを張ったレポートになったことをお知らせしておきます。

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シーマン商会で軍艦島クルーズ

チケット売り場・乗船場


シーマン商会、乗船場所へのアクセスは路面電車だと「大浦海岸通り」電停で降りて、レストランガストの方へ横断歩道を渡ってください。


横断歩道を渡り、そのまま真っすぐ進むと上のようなのぼりが立っているのですぐにわかると思います。電停から徒歩2分ぐらいの場所です。

タクシーを利用して乗船場所まで行く場合は「シーマン商会で軍艦島へ行くので発着場の常盤2号桟橋へ」と運転手さんに伝えるとわかると思います。

シーマン商会ではチケット売り場は無く、桟橋入り口に立っているお兄さんに予約の名前を伝えた後、船内で料金を支払ったりと手続きになります。


シーマン商会の軍艦島クルーズ船は、他の3社と比べて少し小さな船になっています。

お客さんの店員は45名と少人数での航海となります。


船内で誓約書にサインしたり、料金を支払ったりします。


シーマン商会のクルーズ料金は3900円+長崎市端島見学施設利用料金300円の合計4200円なのですが、上記のように300円オフクーポン券をシーマン商会のウェブサイトよりダンロードして提示することにより割引を受けることができます。

ボクは自宅のプリンタで印刷して行ったのですが、ウェブサイトの注意書きに「※チケット画面をケータイで撮ってお持ちいただいても構いません。」と記載してありますね。

クーポンダウンロード画面


係員に料金を支払ったあたりでイヤな予感がしてきました。

「船がめっちゃ揺れる!」正直、ボクは船に弱いのです。

シーマン商会のクルーズ船は、他の3社と比べると小さな船です。船は小さいほど揺れやすいので心配はしていたのですが、まさかここまで揺れるとは想像もしていませんでした。

シーマン商会では、出航の20分前までに集合するようになっていて、当然ボクも20分前には手続きをするために乗船していました。


衛生袋よし!と指差し確認。

出航まであと何分だろ?とスマホを何度も見ていたら、更に具合いが悪くなってきました(爆)

もう限界だ!帰ろう!と思ったのですが、お金払っちゃったし、このタイミングでキャンセルするのも申し訳ないし。あっそうだ!お金は返してもらわなくてもいいや。帰ろう!とモジモジしていた時にタイミングよく?悪く?出航してしまいました。

(あとで気がついたのですが、手続きや料金の支払いを済ませて1度桟橋に出れば、まだマシだったのではないか!と本気で後悔しました。後悔と航海がややこしくてすみません。)

出航して船足が速くなってくると、あの独特の揺れもおさまり、体調もよくなってきたかな?と思ったのもつかの間。


伊王島大橋をすぎた辺りから、桟橋に停泊していた時とは違った揺れが船を襲ってきました。

この辺りからが外海なので、うねりが高くなったみたいです。

うねりに耐えながら唸るオレ!

(このナッツが気に入らない!港へ引き返せ!と本気でキレようかと思いました)※本船でナッツの提供はしていません


軍艦島に上陸する前に軍艦島の周囲を低速でグルっと周ります。本来なら、軍艦島クルーズでここが1番の見所です。

そして、軍艦島の周回をはじめたあたりでガイドの方が、今日はいつもよりうねりが高いので、船が大きく揺れる場合がありますので注意してください!と。

そうです。船の大きさの問題だけでは無く、いつもより波が高い状態だったようです。出航前に天気予報で確認した波の高さは1.5メートルと、そこまで高波ではないと判断していたのですが、ボクが甘かったようです。

(低速走行での外海は鬼!マジ拷問ですわ)


そして船は、1番波の影響を受ける軍艦島の西側、波がもろにあたる方へと回り込んでいきます。

本来なら、この西側から見る軍艦島がシャッターチャンスです。多くの人が軍艦島の写真を見たことがあると思いますが、その写真はこちら西側から撮影されたものです。より軍艦に見える角度ですね。観光客の方が1番盛り上がるポイントです。

そんな中、船酔い中のボクはというと、かろうじて上の写真を1枚だけ撮ることができました。


どんだけ波が高かったか、この写真みてわかるでしょ!

えっ!わからない?

じゃぁこれで、どーだ!

うわ!今、見ても気持ち悪くなってくる(爆)

この貧弱野郎!と思われるかもしれませんが、当方、デリケートな体質となっております。

という訳で上の6秒動画は軍艦島から帰る時に撮影した動画です。

軍艦島へ上陸


やっとこさ、軍艦島へ上陸!3度目の軍艦島上陸なのですが、上陸して過去最高に嬉しかったです。(あの揺れから開放された)

上陸時間は45分。最初は歩くのもフラフラだったのですが、時間が経過するにうちに体調も良くなっていきました。


シーマン商会は船が小さいから揺れる!と散々書きましたが、船が小さいということは、乗船する人が少ないということです。

この日は上の写真に入っている人でほぼ全員。満席続きの軍艦島クルーズ各社ですが、この日のシーマン商会は、まだ空席があったのではないかと思われます。


少人数なのでガイドさんの説明が聞き取りやすいです。人が多いとその分雑音も多くなりガチですが、シーマン商会のクルーズ定員は45名なので説明中もみなさん静かに聞いておられるし見学場所間の移動もスムーズ行くので、大人数のクルーズ会社よりは、ゆっくり写真を撮れたり、係の人へ質問できたりするので、コンパクトだからこそのきめ細やかさが際立っていました。

そして、他のクルーズ会社のガイドさんにも共通して言えることなのですが、話がとても上手です。聞いていてとても楽しい。今回で3度目の軍艦島クルーズなのですが、それぞれにガイドさん独自の持ちネタがあって、何度行っても違う話しが聞けるところが軍艦島クルーズの楽しみの1つになってくるのではないとか思います。

毎回、えっ!それ知らなかった。ということを絶対に教えてくれます。

1度行ったことがある方はクルーズ会社を変えて行ってみると、また新しい発見がきっとあると思います。

船内の様子


行きはグロッキーでしたが、帰り道は港に帰るだけなので、少し揺れは気になりましたが、行きに比べるとだいぶ余裕がありました。

船内にはトイレもありますので、船酔いしてヤバい!という場合にはトイレに駆け込むことも可能です。


写真ブレブレでごめんなさい

船内に自動販売機はありませんが、ミネラルウォーターを販売してあるので、体調不良の方は冷たいお水を飲むと少しはラクになるかもしれません。


書き忘れてました。軍艦島の中で傘をさすことが禁止されているらしく、もちろん日傘もダメですよ!ということで、ハットの貸出をしていました。ご婦人で紫外線が気になる方はお借りできます。(ご婦人と書きましたが、たぶん男性でもOKです。借りている男性は1人もいませんでしたが)


帰りの船内で、すぐにオシボリとアメちゃんが配られました。ありがたいサービスですね。


お約束の軍艦島上陸記念証明書が配られました。

そして右の黒い物体はというと、なんと石炭のプレゼントです。炭鉱の島を見学に行ったのですから、お土産に石炭という訳です。

このお土産はガチの石炭らしく、飛行機内への持ち込みはできませんので、各自自己責任でお持ち帰りください。とガイドさんが言ってました。

3回目の軍艦島クルーズで初めての石炭のお土産でした。

そうこうしていると、ガイドさんが1曲歌います!と言ってカラオケをはじめました。

歌が下手なので歌詞をじっくり噛み締めてください。と言って歌いはじめたのですが、歌もお上手でしたし、本当に歌詞が良かった。字幕の歌詞を見ながら、少しウルッときてしまいました。

ということで、YouTubeにアップしてるから、皆さん聴いて再生回数増やしてください!と言っていたので、このブログにも貼り付けておきました。


カラオケの後は、シーマン商会を利用して仲間由紀恵さんが軍艦島で撮影をしたときの放送が流されたのですが、この放送が軍艦島でガイドさんが説明してくれた復習的な内容でとても面白い内容でした。

そうこうしていると、長崎港へ戻ってきました。

まとめ

出航直前はどうなることかと思いましたが、なんとか船酔いを乗り切ることができました。

港に着いてまず思ったのが、出航前に下船しなくてよかった!ということです。本当に辛くて1歩間違えばリバース君だった訳ですが、軍艦島へ上陸してからは体調も回復し、ガイドさんの笑いも交えた楽しい話しも聞けました。

シーマン商会のクルーズは少人数だからこそのきめ細やかなサービスとゆったり写真を撮れたりすつのがオススメポイントの1つだと思います。

ウェブサイトの予約表を見ると満席の日ばかりで、諦めてしまうかもしれないと思いますが、キャンセルが出て空席状態になる可能性もありますので、こまめにウェブサイトを確認してなんとか予約できるように頑張ってみてください。

シーマン商会→ウェブサイト

シーマン商会 乗船場所の地図