長崎のお盆の風物詩といえば、やっぱり精霊流しですね。
8月15日は、長崎県内で約3000隻の精霊船が流され、毎年約15万人強の人出が見込まれています。
ところで、精霊流しって何?という方もいるでしょうから、下記に説明文をWikipediaより引用させていただきました。
長崎市を始め、長崎県内各地でお盆に行われる伝統行事である(ただし、県内でも海から遠い波佐見町等にはこの風習はない)。隣県である佐賀県の佐賀市や、熊本県の熊本市、御船町などにも同様の風習が見られる。初盆を迎えた故人の家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、「流し場」と呼ばれる終着点まで運ぶ。
毎年8月15日の夕刻から開催され、爆竹の破裂音・鉦の音・掛け声が交錯する喧騒の中で行われる。精霊船は山車(だし)を連想させる華美なものであり、見物客が集まる。「祭り」と誤解されることもあるが、あくまでも故人を追悼する仏教の行事である。Wikipediaより
ということで、精霊流しはお祭りと間違われやすいのですが、家族が故人の霊を精霊船に乗せ西方浄土へ運ぶ仏教行事です。
県内外からの見物客も多く、最近は海外から見物に来る方もいるようです。
精霊流しの見所は、やっぱり船の装飾です。故人の趣味や携わった仕事など趣向を凝らしたにぎやかな船や、伝統的な船の形を守りゆっくりと静かに流れる趣のある船。
3連4連と、とても大きな船もありますし、とても小さいかわいらしい船もあります。
特に、もやい船と呼ばれる町内で出す精霊船は、その町の伝統的な形を今も残し、見物客の目をたのしませてくれます。
精霊流しを初めて見物する人は、いろいろな船を見てみたい!でしょうから、長崎在住のボクがイチオシの精霊流し見物スポットをご紹介したいと思います。
精霊流しはどこで見るべきか
長崎市民に精霊流しはどこで見たらいいですか?とたずねると、多くの人が県庁坂!と答えると思います。それは間違いではないのですが、ちょっと古い情報です。
長崎市中心部に流される精霊流しのコースは3ヶ所あり、長崎駅前を通るコース・長崎市役所前を通るコース・県庁坂を通るコースがあります。
そこで、県庁坂で見物した場合は、長崎駅前・市役所前を通る精霊船を見ることができません。
ということで、上の地図にある黒いやじるしが精霊船が通るコースの地図です。よく見てみると3本のやじるしが交わるところが1ヶ所あることがわかります。赤丸で囲ったところです。
ここで見物すると3コースからくる精霊船を全部見ることができます。初めて精霊流しを見物する方には、間違いなくオススメの場所です。
そこで、実際の場所がこちらです。
長崎駅前から徒歩で5分。路面電車の最寄り電停は五島町です。路面電車を五島町で降りると西九州トヨタがありますので、西九州トヨタとは反対側へ歩けばすぐにわかると思います。
写真の手前側を精霊船は通っていくますので、花火の音が少し怖いな!と思ったら向かい側で見物すると丁度いいかもしれません。
8月15日長崎の夜はとても暑いです。涼しい服装で水分補給しながら夏の長崎を楽しんでみてください。
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