大分県中津市本耶馬渓町にある曹洞宗の寺院『羅漢寺』に行ってきました。
荒々しい岩山、羅漢山の中腹に位置する羅漢寺は、大化元年(645)にインドの僧、法道仙人が、この岩山の洞窟で修行したことから開基された寺、日本三大五百羅漢の一つです。
羅漢寺に登る前に、青の洞門を掘った禅海和尚が使っていた?ノミと槌を見ていきます。
当時の道具が今も大切に保存してありました。
この石は、青の洞門を掘った際の石で、その1つ1つにお経が書いてあるそうです。
せっかく羅漢寺に来ているのに、ここ禅海堂をスルーして行く人達が多くいました。どうせ青の洞門も見に行くワケですから、ここは絶対に立ち寄ってほしいと思います。
羅漢寺は羅漢山の中腹にあります。登る手段は2つ!
20分山道を歩くかリフトに乗って3分間景色を堪能するか。
ボクはもちろんリフトを選択しました!
羅漢駅までの金額は往復大人700円小人350円。山頂駅まで往復大人800円小人400円。
営業時間は9時~17時まで。10月11月のみ8時30分~17時まで。
このリフトがなかなかの恐怖なのです。若干、高所恐怖症のボクはずっと手すりにしがみついていました。
まずは、羅漢駅でリフトを降ります。
リフトを降り少し歩くと、ただならぬ雰囲気が!
正面に見える山門は岩と同化していました。羅漢寺いろいろと凄いです。
五百羅漢
延文4年(1359)逆流建順という偉僧がこの地を訪れ、昭覚禅師とともにわずか1年で700余体の石像物を建造しました。竣工の際には一千人の僧侶が集まり、開眼供養が行われたといわれています。羅漢とは釈迦の高弟(位の高い弟子)のことでそれぞれに名前があります。その第一の高弟に位置付けられているのがビンヅル(ビンドラバラダージャ)で、五百羅漢が安置されている無漏窟の外に座っています。これはビンヅルがあまりにも明晰で、釈迦の考えていることが全てわかるため、釈迦から敬遠され、外に出されたからだといわれています。
それでは、釈迦如来坐像と五百羅漢が安置されている無漏窟に入ってみることに。
正面に釈迦如来坐像、その両側に五百羅漢が安置されてます。
ずっとオジサマ達がフレームインしているのは気にしないでください。平日にも関わらず、観光客の多いこと。
無漏窟の左半分の写真を引きで撮ってみました。五百羅漢にあっとうされます。
羅漢寺の本堂です。
1943年(昭和18年)の火災で本堂を焼失し、現本堂は1969年(昭和44年)の再建されたそうです。
リフト乗り場に戻り、山頂駅へ向かいます。
山頂には、写真のような櫓が立ててあり景色を楽しむことができます。
周囲は山ばかりで、コレといった見所は・・・。
さてと、リフトでくだろうかね!と、リフトに乗ったらそこは地獄でした。
「通りゃんせ」の歌詞にある、行きはよいよい帰りはこわい。ここのリフトの事を歌ってんじゃないの!ってぐらい怖かったです。
ということで、中津市耶馬溪方面へお出かけの際は、ここ羅漢寺と青の洞門をセットで観光することをオススメします。
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