数ヶ月前から1ヶ月に1度ぐらいの頻度で聞こえてくる、あるメロディがずっと気になっていました。
いつも決まってお昼前ぐらいに流れているなぁ、というぐらいの感覚で特に深く考えていたわけではなかったのですが、あるときそのメロディの謎を娘ちゃんが解決してくれました。
千羽鶴
何月かは忘れてしまいましたが、ある月の9日娘ちゃんと一緒にいるときに、そのメロディが流れてきました。
すると娘ちゃんが「あっ。11時2分だ!」というではありませんか。
『なに?このメロディのことを知っているの?』とたずねてみると!
娘が通う小学校では毎月9日11時2分に、このメロディが流れると同時に「原爆で亡くなった方、戦争で亡くなった方を思い黙祷をしている」というのです。
そんなことも知らないで長崎市民ヅラをしているのか!と、言わんばかりの勢いでまくし立てられ凹む父。
いつの頃からかはわかりませんが、長崎市内の小学校(少なくとも娘が通う小学校)では、毎月9日に黙祷をしているそうです。
皆さんはご存知でしたか?
もちろん、8月9日に黙祷をすることは当たり前の話ですが、毎月9日にも黙祷をするようになっていたとは、恥ずかしい話ですが知りませんでした。
毎月9日11時2分にはメロディが流れていますので、まだ聞いたことがない方や気になっていたけれど、何の音楽かは知らなかったという方は、9日11時2分に作業の手をとめて耳を傾けてみてください。
そして、黙祷ができなくても、心の中で目を閉じ平和について1分間でもいいので考えてみてはいかがでしょうか。
※後日、気になって調べてみたところYouTubeに音源がありましたのでアップしておきます。
長崎市のウェブサイトに千羽鶴のことが書いてあり
被爆50周年を記念して、歌詞を全国から募集し、曲を長崎市出身の大島ミチルさんに依頼して作られました。
毎年8月9日の平和祈念式典で歌われるほか、毎月9日の午前11時2分には市内の防災行政無線を通じて放送されています。
というように記載されていました。
千羽鶴
作詞 千葉県・横山鼎(かなえ)
作曲 大島ミチル
平和への誓い新たに
緋(ひ)の色の鶴を折る
清らかな心のままに
白い鶴折りたたみ
わきあがる熱き思いを
赤色の鶴に折る
平和への祈りは深く
紫の鶴を折る
野の果てに埋もれし人に
黄色い鶴を折りたたみ
水底に沈みし人に
青色の鶴を折る
平和への願いを込めて
緑なる鶴を折る
地球より重い生命よ
藍の鶴折りたたみ
未来への希望と夢を
桃色の鶴に折る
虹色の鶴に折る