吉田修一さんの「国宝」長崎の登場場所めぐりしてきた

現在、吉田修一さんの国宝を読んでいます。(青春編第7章出世魚まで)

「国宝」を読んでみると、初期の設定が吉田修一さんの出身地(僕が暮らしている)長崎だったので、国宝のシーンに出てきた場所の現在の写真を撮ってブログにアップしてみることにしました。

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料亭花丸

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料亭花丸は「料亭花月」のことだと思われます。

長崎市丸山町にある老舗の料亭です。
お値段も高く、僕は1度も行ったことがありません。
最初に就職した会社の社長さんに「花月に行ってみたいのでぜひ忘年会を!」と懇願したのですが「花月に行ってもわんどんが食う飯はなか!」と却下されてしまいました。
たぶん、20才ぐらいの若造を連れていったところで、良さもわからんだろうし、お腹いっぱいにはならん。ということだったと思います。

ということで、お店の中に入ったことがないので、小説の中にあったように中庭があったりするのかはわかりません。

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史跡料亭というのは事実です。

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昭和35年3月22日に長崎県より指定史跡に認定されています。

有名な話では「坂本龍馬の刀傷がある」ということですが、まぁどうなんでしょうね。

春江 母のお店兼住宅

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喜久雄は2階のの窓からドブ川を見下ろしておりまして、この銅座川の両端にはへばりつくように小さなスナックやサロンやバーが並んでいるのですが

銅座川は実際に長崎市に流れている川です。現在もそこそこ汚い川ですが、数年前まで結構匂いもキツい「ドブ川」だったので、昭和30年代はもっと汚かったのかもしれませんね。

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先ほどの写真は店舗の裏を撮影したものでしたが、こちらは店舗を表側から撮影したものです。

はっきりとはわかりませんが、現在は1階が店舗で2階を住居にしているお店はかなり少ないと思います。もしかするとゼロに近いかもしれません。

15年前まで仕事の都合で、このあたりの店舗へ良く出入りしていましたが、2階を住居にしている店舗は1軒もありませんでした。

ほとんどのママさんが、お店の近くにマンションやアパートを借りていたんじゃないかと思います。

でも昭和30年代だったら、実際に店舗の2階に住んでいた人も多かったのかもしれませんね。

思案橋

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川も橋も無いのに「思案橋」。

花月がある丸山や銅座(長崎の飲み屋街)への入り口が思案橋です。

現在、川も橋もありませんが、思案橋という名称は市民に親しまれており、路面電車の電停も「思案橋」ですし銀行の支店も「思案橋支店」です。

旅行者でお酒を飲みたい人は、タクシーに乗って「とりあえず思案橋」といえば、この場所まで連れてきてもらえます。

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現在、橋はありませんので「思案橋跡の碑」というモニュメントが設置されています。

長崎駅

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長崎駅名物と言われました教会風の三角屋根を冷たい雨が叩いております

第3章大阪初段のはじまりのシーンです。

写真のように残念ながら現在は三角屋根の駅舎ではなくなりました。現在の駅舎が完成したのが2000年9月です。

僕の手元に三角屋根の駅舎の写真がありませんので、興味がある方は「長崎駅 三角屋根」でグーグル検索していただくと当時の駅舎をみることができます。

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長崎駅のホーム。

喜久雄はこのホームから大阪へ旅立ちましたね。

僕は「寝台特急さくら」に乗車したことはありませんが、親戚が名古屋へ帰るときに長崎駅のホームへ見送りに行ったことがあります。

寝台特急さくらは2005年まで運行されていたようです。

稲佐山中腹 立花邸

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「稲佐山の中腹にある」とあり、喜久雄が中学校へ登校するシーンでは、「中学校へ続くこの階段は、広い墓地のなかを伸びておりまして、立ち並ぶ御影の墓石が朝日を受けて、濡れるように輝いております。振り返れば、長崎の町を一望できます」とあり、たぶん現在の丸尾中学校付近がモデルになっているのではないかと思います。

ちなみに上の写真は稲佐山への登山道の入り口です。丸尾中学校も車であればこの道から行くことができます。

その他の場所

徳次が鑑別所送りとなった乱闘騒ぎがあった映画館「新世界劇場」は、実際に数年前?数十年前?まで存在していました。(僕が初めて女性と映画を見に行った映画館)

乱闘騒ぎの相手方「ニッキの譲治」の梅岡中学校は実際にはなく、新世界劇場のすぐ近くにある梅香崎中学校のことかと思われます。

まとめ

小説のシーンを思い出しながら写真を撮りに行ってパパパっと書いてみまいた。

他にも忘れている場所があるかもしれませんので、お気付きの方はコメントなどいただけると追記していきたいと思います。

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