開港して120年。門司港レトロエリアには、レンガ造りの洋館が立ち並び、エキゾチックな雰囲気が漂っています。街中を散歩していると食欲をそそるニオイがあちこちから。そうです。門司港名物「焼きカレー」。
おじゃましたのは、門司港駅から徒歩1分「BEAR FRUITS(ベアーフルーツ)」。店内には芸能人のサインも多くあり、人気店であることがうかがえます。
そして不思議なことに、店内は出張で門司に来たであろうビジネスマンで賑わっています。これは推測なのですが、門司の取引先からの紹介で「BEAR FRUITS(ベアーフルーツ)」にやってきたのかな?
高そうなスーツを着込んだビジネスマンで賑わう焼きカレー店。なんだか期待値が一気にあがりました。
メニューはシンプルにスーパー焼きカレー、ビーフ入りスーパー焼きカレー。これにサラダなどが付くセットメニューがあるのみ。焼きカレー1品で勝負!という本気度が伝わってきますね。
ということで今回は「スーパー焼きカレー」単品を注文してみました。お値段850円。
注文後店内をキョロキョロと観察していると、大きな黒板に「ツウの食べ方」が書いてありました。
①そのまま食べる ②びっくりスパイスを少しかけて食べる ③卵が出てくるのでカレーと一緒に食べる ④お好みでびっくりスパイスをかけて食べる ⑤水は一番最後に飲む!!
という5つの手順通りに食べるのが「ツウ」の食べ方らしい。
注文して待つこと10分。アツアツの焼きカレーがはこばれてきました。
想像通りの「焼きカレー」期待を裏切らない美味しさ。焼きカレーって、なんとなく味が想像できるだけに料理としては、かなりハードルが高いメニューだと思います。
期待値を下回ると、ひと口食べた瞬間にお店の評価が下がってしまう。そんな難しいメニューなのですが「BEAR FRUITS(ベアーフルーツ)」のスーパー焼きカレーは期待値以上のお味でした。
数ある焼きカレーのお店から「BEAR FRUITS(ベアーフルーツ)」を選んでよかった!
次は「BEAR FRUITS(ベアーフルーツ)」自慢のびっくりスパイスをかけて食べることに。
黒板にも書いてあるように、びっくりする辛さ!ではなく「びっくりする美味しさ!」がウリのスパイスです。
辛いのが苦手な僕は「そうは言いながらも辛いんでしょ!」とおそるおそる少量のスパイスをかけて食べてみたのですが、これが本当に辛くなく美味しいのです。
カレーがチーズによってマイルドな味わいになっていたところに「びっくりスパイス」をかけることで、またスパイシーなカレーが際立ってカレー辛さが生きてくる。辛いもの苦手な僕もびっくりのスパイスでした。
そしてどんどん食べすすめると、ついに卵が登場しました。半熟状態で登場した卵さん。カレー・チーズ・タマゴの相性がここまでサイコーだということは「BEAR FRUITS(ベアーフルーツ)」で証明されました。
卵でさらにマイルドになったカレーに、びっくりスパイスをかけながら食べすすめると、あっという間に完食です。
北九州門司まできてハズレの焼きカレーを食べるのがイヤで事前に念入りに調べて「BEAR FRUITS(ベアーフルーツ)」を選んで来店して大正解でした。メジャーすぎるお店なので人気先行で味はどうなのかと少し不安もありましたが、そんなことは杞憂に終わり、大満足のランチとなりました。
全国を飛び回っているようなビジネスマンが大勢来店するお店は美味しい法則!という、あらたな基準も発見できたこともよかったです。
北九州門司港レトロにお出かけのさいは「BEAR FRUITS(ベアーフルーツ)」の焼きカレーを食べることをおすすめします。