グラバー園の中にある、旧グラバー住宅が明治日本の産業革命遺産の構成資産の1つとして世界遺産に認定されました。
旧グラバー住宅とは、簡単に説明すると、スコットランド出身の起業家トーマス・ブレーク・グラバーさんの自宅兼オフィスです。木造洋風建築としては現存する日本最古の遺構です。
世界遺産になったということで、今まで以上に注目されるであろうグラバー園までのおすすめのアクセス方法を長崎市民のボクがわかりやすく?説明したいと思います。
グラバー園までの交通手段は路面電車がオススメです。石橋行きに乗車してください。
電停のすぐ目の前に深堀精肉店があるので、お店の先から路地を右へ入ります。(グラバー園第2ゲートという看板も見えています)
深堀精肉店から右に入ってまっすぐ道なりに進むと、左手に池田胃腸科という病院があります。上の写真の右上に見慣れない山を登って行くような屋根が見えていると思いますので、その建築物を目指して進んでください。
これが世界的にも有名な?グラバースカイロードです。長崎の地元民には斜めに行くエレベーター通称、斜行(しゃこうエレベーター)という愛称で親しまれ市民の足として大活躍しています。
NHKのタモリさんの番組でも取り上げられたエレベーターです。
観光客用に案内板も設置してあり、現在地を確認することができます。
エレベーターの待合室は適度に広く雨風しのげて椅子なんかもあります。
もちろんエレベーター内には防犯カメラが設置してあり安心して利用することができます。
看板通り右へ曲がる前に一旦左へ曲がって下を覗き込むと上のような写真の風景を見ることができます。なかなか見れない景色だと思うので記念撮影してみてはいかがでしょうか。
さきほどの看板に従い、エレベーターを降りたところから右方向へ向かう途中、ベンチを我が物顔で占拠する猫ちゃんを発見!こいつら完全に人間慣れしている!長崎は猫が多い街でもあります。猫好きの方は写真撮影チャンスです。
またまた余談なのですが、ここ南山手地区はポイ捨て・喫煙禁止地区になっていますので、歩きタバコなどないように注意してくださいね。
今回、ボクがオススメするグラバー園への行き方は、グラバースカイロードを利用して、グラバー園の1番上の入り口(第2ゲート)から入場して下りながらグラバー園内を見学するというルートです。通常の入り口からだと、少なからず歩いて階段を登ることになります。
第2ゲートから入場すればずっと下り道なので階段を登ることなく楽に見学できるのです。足が不自由なかたはもちろん、小さな子供さんと一緒のご家族にもオススメのアクセス方法です。なにより、グラバースカイロードという斜めに登るエレベーターも体験できるので一石二鳥です。
グラバー園の営業時間は季節によって異なりますので必ず確認して行くようにしましょう。
グラバー園のなかでは、ゆっくり思い思いに見学されてください。
ハートストーン!2つ見つけるといいことあるらしいですよ。(1つしか見つけることができなかった)
姿を見ることが出来ない鏡。グラバーさんって2メートルぐらい身長あったの?
旧グラバー住宅の台所に使われているコンニャク煉瓦。明治日本の産業革命遺産の構成資産の1つ小菅修船場跡でも同じ煉瓦が使われています。
倒幕派の武士が隠れていた?屋根裏部屋。だれがここの隠れていたのか、想像が膨らみますね。
グラバー園にはとても美味しいソフトクリームがあります。休憩しながらぜひ食べてみてください。
出口に向かう途中に伝統芸能館という看板があります。ここを素通りして出口に向かっている方が多かったのですが、せっかくなので伝統芸能館にもぜひ立ち寄ってほしいと思います。
なぜなら、ここ伝統芸能館では長崎くんちに関する展示物が多数展示してあるからです。しかも、長崎くんちのビデオを大型スクリーンで映し出しているので驚くほどの臨場感で長崎くんちを体験することできます。
ということで、伝統芸能館は無料で見学できます。ぜひ立ち寄ってみてください。
伝統芸能館も順路に含まれているので伝統芸能館に立ち寄っても、道順どおり出口へと出てくることができます。
グラバー園を出たら、あとは坂道を下るだけ。途中で大浦天主堂を見学することもできます。
坂道を下っていると左側に清風堂というカステラ屋さんがあります。ここのチーズカステラが美味しいので試食してみてください。(美味しかったら買ってね)
長崎港を一望しながら食べるチャンポンは絶品です。
大浦天主堂下という電停もすぐ近くにあります。帰り道も便利な路面電車を利用すると次の観光地やホテルまでたどり着けると思います。
いかがでしたでしょうか?地元、長崎民がオススメするグラバー園観光コースでした。
このコースで日曜日の午前中にグラバー園へ向かったのですが、グラバースカイロードのエレベーターの中で観光客の方が3人乗っていました。
じっくり下調べをして来た方なのか、今回ボクがオススメしたコースでグラバースカイロード経由でグラバー園を観光されていました。
タモリさんの番組で紹介されたからなのか、グラバースカイロードに乗ってみたいと思う観光客も増えているのかもしれません。
もしよかったら、このブログ記事を参考に長崎観光を楽しんでいただけると嬉しく思います。