昨今、長崎市では歴史ある建物が取り壊されつつあります。賛否あり、さまざまな意見があることとは思いますが、見慣れた町並みが変わっていくことに、期待半分寂しさ半分、というのがボクの個人的な意見です。
長崎に30数年住んでいるのですが、歩いているときやバイクに乗っているときなど、ふと思うことがあります。例えば、水辺の森公園です。この公園ができる前、ここ付近はどのような建物があり、どういう地形だったかな。と、そんな話しを会社でしていたら、このような写真集を教えていただきました。
長崎おもいで散歩
長崎市興善町にある写真館『春光社』の真木満さん真木雄司さん親子が二代に渡り、昭和30年代からの町並みを撮影した写真集です。
長崎おもいで散歩1 ~昭和30年代の街角~
上の写真をみて場所がわかったアナタは長崎通です(笑)
正解は、正覚寺の階段です。現在では小島旧道と呼ばれている道路のところですね。昭和30年代には紙芝居屋さんってマジで存在していたのですね。
ボクが注目した1枚!
現在も同じ場所にあるNBCの建物です。この頃は、背の高い建物といえば、マスコミ、銀行、保険会社、あとは役所関係だけですね。マンションやビルなんてないので、長崎市内が遠くまで見通すことができます。
長崎おもいで散歩2 ~街角ひとり歩き~
昭和36年〜昭和63年までの長崎の町並みが撮影されています。表紙は相生町(昭和54年)です。
ボクが注目した1枚!
今何かと話題の公会堂です。(昭和40年)現在の市民会館の場所には、長崎中学校があったようですね。
長崎おもいで散歩3
1957年〜1997年までの長崎の町並みが撮影されています。こちらの写真集は平成に入ってからの写真もあり、ボクぐらいの世代が見ても懐かしく思う写真も多く収録されています。
ボクが注目した1枚!
現在、中島川沿いは川を眺めながら歩くことができますが、以前は川沿いに建物があったことがわかる写真ですね。眼鏡橋の際にあった古美術屋さんが懐かしい!
長崎おもいで散歩3には、巻末に昭和40年頃の地図をもとに撮影した場所を地図上に記してあります。写真集を片手に、昔と今とは見比べながら散歩するのも楽しいかもしれませんね。
さいごに
長崎の移り変わりが見れてとても楽しい写真集だと思います。お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、家族みんなで見るとワイワイと楽しく会話ができること間違いなし!長崎にずっと住んでいる人、長崎に引っ越してきた人、多くの人に見てもらいたい写真集だと思います!
この写真集は、長崎県立図書館で借りてきたものです。長崎おもいで散歩シリーズを長崎の書店でどこか売っているお店がないものかと、調べてみると、長崎市万屋町の古書店銀河書房で注文販売をしているようです。あとは、好文堂書店なんかにもあったりしないかな?
直接、春光社に問い合わせしてみる方法もありますね。
春光社
長崎市興善町7-1
095-822-7321
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