お久しぶりに、日帰り温泉貸切風呂レポートでございます。
このたびお伺いしたのは、1934年わが国最初の国立公園に指定された「雲仙」。明治の頃は外国人の避暑地として栄え、国際的な観光地でもありました。
最近の話題では、2015年12月15日に雲仙温泉で一番の観光スポット「雲仙地獄」をリニューアルオープンし、観光客が快適に楽しめるように再整備されました。
今回は時間の都合で、雲仙地獄を楽しむことはできなかったけれど、雲仙温泉で一番人気の泉質?である「小地獄」のお湯を堪能してきたので皆さんにご紹介します。
ということで、ご紹介するのは「国民宿舎 青雲荘」の貸切風呂。国民宿舎 青雲荘では、小地獄温泉の自家源泉から直接湯船に源泉を注いでいる正真正銘の源泉かけ流し。
さらには、自噴と言って自然に噴出している源泉を所有。多くの温泉が、ボーリング作業で湧き出した温泉をポンプなどの動力を使い汲み上げてることが多い中、青雲荘の源泉は自然そのもの。
と、まぁ調べれば、人気の泉質である秘密が次から次に出てくる格好。前書きが長くなりそうなので、そろそろ本題へ参りましょう。
青雲荘には「白梅」と「紅海」という2つの貸切風呂があります。今回、案内されたのは「紅海」。
家族風呂の扉を開けると、そこには4畳半くらい広さのある脱衣所がありました。脱衣所の第一印象は「広い」です。せっかくの貸切風呂。広い方がいいに決まっています!
写真では確認できませんが、冷房も完備しております。たまに、脱衣所に冷房のないパターンの貸切風呂もあるのですが、それこそ夏の入浴は「地獄」でございます。その点、こちらは真夏の湯上りでも冷房パワーで爽快でございましょう。
入浴後に使用することで、髪やお肌がシットリする素敵な水分など。貸切風呂でこのようなアメニティーがあるのは珍しくポイントアップでございます。
海洋性コラーゲン「クリスタルゲルS」ひとつで5つの働き。こちらのクリームも自由にお試しできるそうです。
脱衣所の広さといい、アメニティーの充実といい、好調な出だしであります。こうなると泉質にも期待度が高まります。
神経痛、くじき、慢性婦人病、関節痛、冷え性、糖尿病、関節こわばり、五十肩、疲労回復、慢性皮膚病、筋肉痛、痔疾、きりきず、運動麻痺、病後回復期、動脈硬化症、うちみ、慢性消化器病、高血圧症、健康増進
単純硫黄泉(硫化水素型)/PH4.3 弱酸性
浴室は露天ではなく内湯になります。いかがですか?この広さ!申し分のない広さの浴室です。
浴室には手すりや踏み台などもあり、高齢者の方でも安心して入浴できるようになっています。じっちゃん、ばっちゃんを連れて貸切風呂にでも行くか!ってな具合に親孝行も可。
自家源泉から直接浴槽に注がれているという小地獄特有の硫黄香るにごり湯。
噴出直後は無色透明なのが空気に触れて酸化すると乳白色になるそうな。
嬉野温泉のようにヌルヌルとする訳ではないのだけれど、お肌から良い成分が体内に吸収されている感じが伝わってくる不思議。泉質分析表にある「弱酸性」とは化粧水などと同じ成分であり、これが「美人の湯」とも言われる所以らしい。
強烈な硫黄のニオイも「ただいま温泉に入っています」を実感でき気分上々!入浴後、お布団に入ると硫黄のニオイがプンプンしてきて「いまでも温泉に包まれている」を自宅でも堪能できます。
そんなこんなで翌日も硫黄のニオイを感じながら、「また温泉に入りたいな」と考えながら仕事をがんばりました。確実に次の日まで温泉臭に包まれます。これがまた幸せ。
シャンプー、トリートメント、ボディソープは馬油で統一でございます。僕が貧乏気質なので馬油だとラッキーと、いつもより少しばかりシャンプーの量が増えてしまいます。(使うシャンプーの量と頭髪の量が比例しないことくらいわかっていますよ)
ということで、雲仙温泉「国民宿舎 青雲荘」の貸切風呂のご紹介でした。僕は温泉には詳しくないし、あまり沢山の温泉に入ったこともないのですが、それでも青雲荘の泉質は今まで入った温泉の中では「ダントツ一位」のお湯でございました。リピーターが多いのも納得の泉質でございました。
日帰り温泉
ご入浴休憩(10:30~18:00) 通常料金 大人660円 子供(4歳~小学生)330円
貸切風呂 (11:00~21:00) 50分 1,080円 日帰りの方は18:00まで
個室休憩 (11:00~15:00)
8畳 4,500円(4名様分の作務衣・タオルをご準備)
10畳 5,500円(5名様分の作務衣・タオルをご準備)
※個室は全館貸切期間など、都合によりご利用いただけない日がございます。
お問合せ 0957-73-3273