青春18きっぷで九州一周してきた(前編)に続いて、後編をお伝えしたいと思う。
前日の夜は、宮崎市内の繁華街に出掛け、食事を済ませホテルに戻った。
今日に備えるべく、早めに就寝して今朝起きたのは4時であった。
始発が5時半頃なので少し早起きしすぎたが、遅れるよりはマシなのでボチボチ用意をして少し早めに宮崎駅に向かうことにした。
途中、コンビニで朝食代わりのパンと飲み物を購入し駅のベンチで食事を済ませる。
さて、今日も旅に出発だ!
宮崎~都城
5時26分発日豊本線鹿児島中央行普通列車に乗車する。
5時半の宮崎駅のホームには僕も含めて4人ほどが始発列車を待っていた。ただし、みなさん、僕とは逆の列車に乗り込んでいった。
この列車に揺られて都城まで10駅各駅停車の旅。
この列車、気動車なのは間違いないんだけど、何系なんだろ?調べてみたらキハ147系?の画像がたくさん表示されるからキハ147系でいいのだろうか。
朝一の列車は誰も乗っておらず車内の写真も自由に撮影できるのがよい。
都城~吉松
予定通り都城に6時38分に到着。吉松での乗り換え時間は2分間、バタバタと乗り換えることに。
この写真で判明しました。147と車体に書いてありますね。ということでキハ147系で間違いないようです。やっぱり気動車はアジがあっていい!
都城から吉松までは吉都線で16駅各駅停車の旅。実は、前日に信号機トラブルで遅れが出ていた吉都線。今日は何事もなくてよかった。
そう言えば、この吉都線では小学生も通学に列車を利用していた。小学生が降りるときに元気な声で行ってらっしゃい!と声を掛けていた運転手さんが印象的でだった。
僕が暮らす町ではなかなか見られない風景。2日目の朝からも刺激が一杯である。
吉松~人吉
8時13分吉松駅に予定通り到着。前日の信号機故障のことで心配していた吉都線だっただけに無事に着いてひと安心である。
吉松駅で乗り換え時間が少しあるので暇つぶしすることに。
吉松駅にはSLが展示してある。
SLの運転席に自由に乗ることができるので写真を撮ったりなど、楽しい時間をすごすことができた。
駅のすぐ横に、観光SL会館なるところがあるのだが、朝が早かったためか閉まっていて中を見学することができなかったのが心残りである。
いちおう駅舎の写真も撮影することに。
肥薩線、吉都線ともに全線開業100周年目という横断幕があった。
さて、いよいよこの青春18きっぷの旅で1番楽しみにしていた肥薩線である!
吉松から人吉まではこの車両に乗ることに。この車両はキハ3113系でいいのだろうか。調べてみたがよくわからなかった。
バスみたいな扉の開き方をする列車もあるとは知らなかった。初めて見たのでビックリ。
この肥薩線は日本三大車窓の1つが見れたり、スイッチバックが2回あったりなど、イベント?盛りだくさんなので肥薩線については別の機会に詳しく書きたいと思っている。
9時6分に吉松駅を出発するのであった。
人吉~八代
予定通り10時05分に人吉駅に到着。
青春18きっぷを使った九州1周の旅で1番厄介?なのがここ人吉である。
人吉市とJR九州がガッチリ癒着してここ人吉を素通りさせない為のダイヤ編成かと思わせるほど乗り換えが不便な駅なのである(笑)
10時05分に人吉駅に到着した訳だが、次の列車が出発するのが12時34分である。
ここ人吉では、ゆっくり2時間半も観光を楽しむことができるのだ!という訳で各自人吉観光を楽しんでいただきたい。
神社や温泉、城跡など観光することをはいろいろとあるようだ。
人吉で観光しお土産を買い込んだ僕は少し早めにホームのベンチに座り、増えた荷物のパッキングをする。
お土産買ったなぁ~人吉さんの思う壺なのであった(笑)
みなさん待ちくたびれたご様子。列車が到着しドアが開いた瞬間に乗客がなだれ込んでいた。
この車両はキハ40系でいいのだろうか。この車両で肥薩線人吉12時34分発八代行に乗車。八代駅まで日本三大急流の球磨川を眺めながら14駅各駅停車の旅。
八代~熊本
13時45分八代駅に到着。予定では14時19分発の鹿児島本線鳥栖行きに乗車するはずだった。その列車に乗れば次の乗換駅、鳥栖駅まで乗り換えることなく1本で行くことができる。
ただ八代駅で列車を降りると同じホームに銀水行きの普通列車が出発寸前で停車してあり、気がつけば僕は銀水行に乗り込んでいたのである。
ここで分厚い時刻表の出番である。上手く乗り継げば、予定より速く長崎に到着できるのではないかと思い時刻表を必死に捲ってみたが、当初、僕が立てた予定表通りのルートしか見つけることができなかった。
という訳でこの列車に乗っていても鳥栖の手前の銀水までしか行かないので、途中下車することに。
八代発13時46分に鹿児島本線銀水行に乗車した僕は熊本駅で途中下車することに。14時24分着。
15時01分に鹿児島本線鳥栖行に乗車する予定なので、時間まで熊本駅でアイスを食べるなど。
初めての熊本駅。新幹線が止まる駅だけあってキレイでとても大きな駅でした。
熊本~鳥栖
写真がブレブレで申し訳ない。
予定外ではあったが、15時1分発の鳥栖行へ乗り込む。
車内は旅行者と思われる駅弁を食べているカップルもいたが、ほとんどの人が日常的にこの列車を利用している雰囲気の方であった。
この電車この旅で初めての817系の電車である。
鳥栖~長崎
16時41分予定通り鳥栖駅に到着。昨日もこの駅で乗り換えをしているのです、勝手知ったる駅である。
乗り換え時間は12分ある。長崎行はすでにホームに入っており、乗客もチラホラ乗車していた。
昨日の朝一と同じベンチシートの列車だったらどうしようかと気が気ではなかったのだが、クロスシートの列車であった!
青春18きっぷの旅も残り3時間。身体は疲れているが、これが最後の列車かと思うと少し寂しい気分もした。
20時7分、無事に長崎駅に帰ってきた。
まとめ
宮崎駅から長崎駅までの所要時間は14時間41分、停車した駅の数は111駅、全走行距離は449.2㎞
人生初めての青春18きっぷを利用した1泊2日の旅だった。まずは、予定通り無事に帰ってこれたことに感謝したいと思う。
この1泊2日の旅、特に2日目はどこの路線に少しでも遅れが出れば当日中に長崎まで帰れない可能性が多いにあった。
それでもJRの予定通りの運行のおかげで時間通りに帰ってくることができた。改めて、日本の鉄道は素晴らしいと思う。鉄道の仕事に関わっているすべての方に感謝したいと思う。皆さんありがとう。これからも安全な鉄道の運行をよろしくお願いします。
この青春18きっぷを利用した旅でいろんな景色を見て、いろんな人達が列車を利用している姿を見て本当に刺激的な旅だった。
そして何に1番驚いたかというと、自分自身がこんなにも鉄道が好きだったということに気づいたことだ。
帰ってきた頃には疲れきって、もう2度と鉄道の旅なんて嫌だ!と思うのかと思いきや、すぐにでも鉄道の旅をしたい!と思うほど鉄道が好きになっていた。
鉄道の魅力は乗れば乗るほど増していくのかもしれない。
次の青春18きっぷが発売されるのは夏である。もちろん夏も青春18きっぷを利用して旅に出たいと思う。
2日間の合計、九州1周の所要時間は29時間14分、停車した駅の数は227駅、全走行距離は1008.6㎞
僕の鉄道の旅はまだまだ続く!