僕は占いなどの類はまったく信用しないタイプの人間です。
愛する人、愛される人の9つの性格―エニアグラムでわかる最良のパートナーも半信半疑で読み進めていました。
しかし、読み進めれば読み進めるほど、心の中を見透かされているのではなかろうか？と、ズバズバ言い当てられてしまいます。
自分のことがわからない。パートナーのことが理解できない。などなど、人生において自己と向き合いったり、対人関係の悩みは尽きません。
エニアグラムはそんなあなたの良い面、また悪い面を教えてくれ、自分の性格を変えることなく、ありのままのあなたを、より良い人生へと導いてくれます。
自分のことを客観的にもう一度再認識したい、パートナーのことをもっと深く理解したい、と思っているあなたに必読の一冊です。
エニアグラムとは
エニアグラムという言葉は、ギリシャ語で「9」の意味をもつ「エネア」と「図」の意味をもつ「グラム」の合成語で「九つの点をもった図」を意味します。エニアグラムの公理は、「人間には九つの本質があり、すべての人間は、そのひとつをもって生まれてくる」というものです。
エニアグラムは、生後の生活環境などは関係なく生まれながらに決まっているそうです。全ての人の基本的性格が九つに分類され、どのタイプが多いとか少ないとかはなく、その比率は九等分です。
九つのタイプはどれが優れているとか劣っているということはなく、どのタイプもそれぞれに独特の長所と短所を背負っています。
自分の性格タイプをチェック
まずはどのタイプにあてはまるのかをチェックします。
タイプ①〜タイプ⑨まで各20問ずつの質問のyesの数をチェックします。
例えば
・物事は公平で正しくあることが大切だ。
・向上心が強く、もっと向上しなければならないと思っている。
・自分はまだまだと思うことがよくある。
・几帳面で実直だが、小心者だと思う。
など。
このような簡単な質問が20問×タイプ別9 合計180問の質問に答えるだけです。
質問に答えた僕が思ったこと。
タイプ①からタイプ⑨までの質問に答えた結果、20問の質問の中でyesがたくさん該当するタイプが3つ、まぁまぁ該当するタイプが3つ、まったく該当しないタイプが3つというようにわかれました。
そしてyesの数が一番多いタイプのページへと移り、読み進めいきますが、どうも自分の性格とは違うような気がします。どうも釈然としないので、2番目にyesの数が多かったタイプのページへ移り読み進めてみると、怖いぐらい自分のことが書いてありました。
ということで、一番yesの数が多いからといって、そのタイプだと決めつけずに、シックリこないときは2番目、3番目に多かったタイプも読んでみることをオススメします。
パートナーの性格タイプをチェック
自分の性格タイプがわかったら、次はあなたの愛するパートナーの性格タイプをチェック。
あなたの大切な人ももちろん人間なのですから、9つのタイプにわけられるはずです。
パートナータイプの想定には、タイプ①〜タイプ⑨まで各10問ずつの質問のyesの数をチェックします。
例えば
・いつもニコニコしているが、ときどき不機嫌になるというイメージがある。
・コミュニケーションがうまくいかないと、芝居がかった感情表現をすることがある。
・誰にでも親切という印象が強い。
・仕事でもプライベートでも、人に頼まれると断るのが難しい。
など。
僕は自分のタイプ判断も難しかったのでパートナーの判断となると、とても難しく感じました。
9つのタイプのウチ、たぶんこれに該当しそうんだな！というタイプのページへ飛びひとつずつチェックしてタイプを想定しました。
自分とパートナーのタイプをじっくり読み込む
あなたとパートナーのタイプが判明したところで、じっくりと自分の性格と向き合ってみましょう。
ちなみに、僕のタイプは⑥です。
（恥ずかしながら自分のタイプを公表してみます。このブログどんなヤツが書いてんだ？っと思った方は、タイプ⑥ページをじっくり読んでみてください）
タイプ⑥の特徴。
・まじめで責任感がある信頼できる人
・マイナス面に目がいく心配性
・相手の気持ちを正確に把握する
・納得できない褒め言葉には疑念を抱く
・ささいな思い込みから不安に陥る
・結婚は精神安定剤
など、各項目で性格タイプについて深く説明があります。
タイプ別男女の組み合せ
エニアグラムで男女を見ても、ひかれやすい組み合わせと魅力を感じにくい組み合わせがあり、長期的にうまくいきやすい組み合わせとうまくいきにくい組み合わせがあります。
しかも、女性のタイプ⑧と男性のタイプ⑤はうまくいきやすいのに、男性のタイプ⑧と女性のタイプ⑤はうまくいきにくいといったように、組み合わせが同じでも、男女が逆だと正反対の傾向を示すケースもあります。
ということで、すべての組み合わせの特徴・良い点・注意する点などが書いてあります。
僕は、自分とパートナーの組み合わを真っ先に読んでから、自分のタイプとすべての組み合わせを読んでみました。
さいごに
この著書のことを偶然ツイッターで見かけて読んでみることにしました。
読んでみて思ったことは、「僕も普通の人間だったんだ！」ってことです。
僕は自分の性格があまり好きではなく、もしかするとサイコパスなんじゃないかなぁ、と思うこともしばしばあったのですが、この本を読んでみたところ、九つのウチの一つにキッチリ該当していました。
これはすごいと思い、僕がこの本を読み終えてから、すぐにガールフレンドにも読んでもらいました。
「せーの！」でお互いのタイプを発表しよう！と提案して、まずは僕のタイプから発表ね！「せーの⑥番！」と見事に的中し、続いてガールフレンドのタイプを「せーの！」で発表したところ、こちらも見事的中！
これは偶然ではなく、この本には、「僕」のことが書いてあり「ガールフレンド」のことが書いてあり、まず間違いなく、「あなた」のことも書いてあるので、「せーの！」で間違う訳がないのです。
それぐらい見事に当てはまってしまうエニアグラム。自分の性格タイプを知ることで、よりよい人生が広がることだと思います。
ぜひ読んでみてください。そしてあなたの大切なパートナーにも読んでもらい、お互いの人生がよりよくなるよう、お互いの性格を知り、そして尊重し合い、いまよりももっと充実した毎日を楽しめるようお互いを理解し合いましょう。
（恋愛や夫婦関係に限定することなく、上司や部下、同僚や友人にあてはめて考えることで、人間関係を円滑にすることもできると思います）
コメント